雨の降りしきる中多くのサポーターが応援する埼玉スタジアムで国内最後となる日本代表戦が行われた。
先日の試合とは違い、先発は日本のマスコミが試合そっちのけで報道する23人枠がかかっているとあおるメンバーではなく、いたって国内組で見慣れた選手で試合に臨んだ。
みなさんもご存知のように、スコットランドは中村俊輔がいるセルティックと今回CLに出場したレンジャーズが有名だ。
W杯ではフランス大会に出てからすっかり姿が見えなくなった。今回のW杯では、予選で各下のベラルーシに負けてしまうというふがいない状況であった。
だが過去では、8回W杯に出場している。しかしすべてが予選敗退という成績で奮わないが、イングランドに次ぐ世界2番目に古い協会であるという歴史の重厚さはある。
さて、試合を見て思ったのが前半、いきなり日本の左サイド。スコットランドの右サイドを起点としてゴール前のエリアで勝負される。宮本も言っていたが立ち上がりの入り方という中で早々に危ないシーンを演出されてしまったが、中澤・川口の献身的な守備でゴールを割らせなかった。
5−4−1というスコットランドのシステムと4−4−2という日本のシステムで徐々に日本がパスワークからボールを支配していった。全般的に自陣に8人から9人も大柄なスコットランドの選手が引いて守るというシーンが見うけられた。そして日本の中盤のパスミスをカットしてサイドに流れ、カウンターで高さと個人技からゴールを狙う戦術だったのだろう。
加地・遠藤のミドル、小野のすばらしい個人技でのシュートという見せ場はあったが0−0で前半を折り返した。
後半は、中澤のアクシデント(骨折して無くてよかった)で坪井が入り、久保から巻へ、遠藤から佐藤へと変わり、大柄で引いてきたスコットランドから(GKのファインセーブが際立っていた)ゴールを割ることが無く、試合終了のホイッスルを聞いた。15本のシュートを打ち、相手の2倍の数字ではあったが・・・。
今日、23人が決まるが(ジーコは予備登録はおこなはないと言っているが)、おそらくサプライズ無いだろう。
そこで、日本の試合で先日行はれたUEFA杯決勝のセビージャとミドルズブラ戦と世界最古のカップ戦FAカップとオーバーラップさせ、今後の日本代表の自分の見所として記したい。
セビージャはご存知のとおりサビオラがいるが、リーガエスパニョーラのチームでUEFA杯のカップを手にいれた。ミドルズブラは日本と戦うオーストラリアのヴィドゥカがいるイングランドプレミアリーグの中堅チームである。
試合は、支配とはなにか、DFのラインをあげることの意味、個人技は何が基本かを改めて感じさせられた。
支配・・・セビージャはボールを支配する。特にスペインのチームや南米のチームはその傾向が顕著だ。まさしく日本と同じ。相手のミドルズブラは、カウンターでさらに一本のロングフィードでFWに当てセカンドを狙う。まさしくチームの戦術がどちらも前半はしっかりしていた。
後半は、ミドルズブラもラインを上げ、前線からのチェイシング、ドリブルを行い、試合は混沌とする。(試合は4−0でセビージャが優勝)
これは日本の試合でも見られる。チェイシングされパスミスから中盤が機能しなくなり、FWが孤立。サイドも下がりラインも下がり、パスサッカーの日本がなれないカウンターの放り込みサッカーを強いられ、背の低い・当てられると弱いFWがボールを失い、相手に支配されるという悪循環。
ボールを支配するサッカーはいつしかFKで得点を狙わざるをえないサッカーに変わっていく。
FAカップもつなぐサッカーのリバプールが0−2で劣勢となり、中へ中へといくシセのゴールで1−2となる。そこでサイドから、中盤からのFWに当てるアーリークロスの放り込みが始まる。そこでジェラードが前が落としたボールにミドルがズドント決まり2−2。最後は3−3でPKでリバプールが優勝。
日本のサッカーの形のパスサッカー(FWが裏へ抜ける形)はイメージしやすいのだが、放り込みという形とカウンターが無いのは残念だ。後半の点のとりたいときはそうなるチームが多いのだが・・・。
DFラインを上げる・・・裏を使われるのが怖いと思うか、むしろ裏の広大なスペースでキーパーまでの距離があるのでそこでつぶすのか。使われるのか使うのか。
3バックが下がっていくシーンが危ないときによく見られていた。トルシエの時は、ラインをコントロールして、オフサイドトラップをきかせてきたが、今の3バックは宮本を余らせて(ストッパー)の3バックとなり、FWの個人技でやられてしまう。また後半は、DFラインの前を使われ失点してしまう形が多く見られる。
コンパクトさと裏を使われる・使うDFの駆け引きも見所だ。
個人技・・・ヨーロッパサッカーは、中田もHPで上げていたが、1タッチ・2タッチのうまい選手が起用される。日本が、相手ラインの少し前でもたつく姿でアナウンサーや解説者も試合中に「おそい」と言うことがある。日本もくさびであってて(ワンタッチで)という形が多く見られた。
UEFA杯・FAカップでも、やはり違いは、ワンタッチで前に向いたり、次ぎの動作にいける「トラップ」だろう。前や次ぎの動作に3回もボールに触らなくてはならないと言うことは、それだけ時間がかかる。
日本のFW・2列目から出てのシュートにいく前のトラップを注目したい。ロナウジーニョやジダン・多くのストライカーのすばらしさは、このワンタッチ目であると思う。
話が広がりすぎたが、チャンピオンズリーグの決勝もみながらまた考えたいと思う。
しかしジェラードのミドルは凄すぎる。シェリンガムの40歳というのも凄いな。
- 2006/05/15(月) 03:38:55|
- 日本代表・Jリーグ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0